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3. ★社協職員レポート ～神栖市社協というチーム～

　神栖市社協では、福祉の総合相談窓口として、生活の中での不安や困りごとなどの相談を受け付けています。令和3年度は17,004件（令和3年度　相談・活動実績）もの相談が社協に寄せられました。相談内容は多岐に渡り、幅広い知識や専門性が求められる相談も少なくありません。
　一つ一つの相談に対して真摯に向き合っていく中では、社協だけで解決できるものばかりではなく、相談者を中心に関係機関の多職種の方々と連携し1つのチームとして課題解決に取り組んでいく「チームアプローチ」が必要となります。それは組織内でも同じで、窓口や電話で相談を受けている職員が一人で対応し解決をするのではなく、それぞれの職員が専門性を発揮し、連携して「神栖市社協」というチームで相談者に向き合うことが課題解決への近道となります。その為には、個々の職員が自身の専門性を高めるとともに、日々、社協全体の仕事に対して当事者意識を持ち、他の職員との連携を深めることでチーム力を高めていくことが必要となります。

　神栖市社協には、高齢者、障害者、児童、生活困窮者など幅広い福祉課題に対応する社会福祉士14名、その中でも精神的な課題を抱える方の支援に特化した精神保健福祉士13名（うち12名が社会福祉士と重複）が所属しています。多くの分野にまたがるような複合した課題に対して、職員が流動的に関わり専門性をもって相談対応を行っています。「困り事がたくさんある」、「どこに相談をしていいかわからない」など悩まれた時には、地域の身近な相談窓口としてお気軽にご相談ください。
　最後に、私は神栖社協に入職して約3年間、社会福祉士として相談対応をしてきました。相談の中にはメンタル面での課題を抱える方からの相談も多くあり、その都度、先輩職員にフォローしてもらいながら対応をしてきました。そのような相談に対してしっかりとした援助ができるようになるために、職場の【職員自主研修助成】を活用し、通信教育にて精神保健福祉士国家試験受験資格を取得しました。そして、職場の応援と家族の協力を得て臨んだ第24回精神保健福祉士国家試験に無事合格をすることができました。資格を取得したことがゴールではありませんが、先輩たちもそうして来たように様々な経験を積み、実力をつけ、次は私が先輩や後輩のフォローをしていけるように日々、自己研鑽をしていきたいと思います。

本所　地域福祉総合相談センター　K

• 2022年8月25日
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