★社協職員レポート ~第6次地域福祉活動計画の策定に携わって~
本会はこれまで、平成6年度に策定した第1次地域福祉活動計画(平成7年~16年度)をはじめとし、第1次計画の後期行動計画を含め6度の計画策定を進めてきました。このたび、私は初めて「第6次地域福祉活動計画」策定プロジェクトの一員として参加する機会をいただきました。これまでこのような中核的な業務に関わった経験がなかったため、最初は正直なところ不安も大きく、自分に務まるのだろうかと戸惑いも感じていました。しかし、このような重要な計画に携われることは自分自身の成長に多大な影響を与えてくれる機会になることと同時に、大きなやりがいがあると感じました。
神栖市社会福祉協議会の地域福祉活動計画は、単なる書類や形式的なものではありません。市民の皆さまの暮らしに寄り添い、地域の課題解決や福祉の向上に向けて、どのように取り組んでいくのかという、私たち社協の「未来の地図」となるものです。そのため、この計画を策定する過程では、一つひとつの言葉や方針に深い意味が込められており、責任の重さを日々実感しています。
第1次から第5次までの地域福祉活動計画は、それぞれの時代背景や地域の状況を反映しながら策定され、着実に神栖市の福祉を前進させてきました。第1次計画の頃は、まだ地域福祉という概念が市民に十分浸透しておらず、先輩職員の方々が一から地域の声を拾い上げ、信頼を築きながら計画を推進してきたと聞いています。その積み重ねの上に、今の社協の姿があります。私は、今回の計画づくりに関わる中で、改めて過去の計画書を何度も読み返し、先輩方の努力や工夫、そして地域にかける思いを再確認することができました。
第6次計画の策定にあたっては、職員一人ひとりが自分事として取り組みました。地域の現状や課題を丁寧に調査・分析し、職員同士で何度も話し合いを重ねました。時には意見が分かれることもありましたが、「地域のために何が最善か」を共通の軸として議論を続ける中で、計画の骨格が少しずつ形になっていく過程はとても貴重な経験でした。また、会議を通じて先輩職員の視点や発想に触れることができ、自分自身の考えの幅が広がっていくのを感じました。「一人で抱え込まず、チームで考える」という社協の大切な文化も、こうした場面で強く実感しました。
これからの5年間、第6次計画に基づき、神栖市の地域福祉はさらに深化していくことになります。その先頭に立つべき私たち職員には、計画の中身を深く理解し、実践の中で形にしていく力が求められます。私自身、今回の経験を糧に、これからの神栖市社会福祉協議会を引っ張っていける職員へと成長していきたいと強く思っています。また、これまで地域福祉活動計画の策定や実践に携わってこられた全ての先輩職員の歩みを受け継ぎ、そして未来へつなぐために、これからも日々の業務に誠実に向き合いながら、市民の皆さまとともに歩んでいきたいと思います。
福祉活動推進センター I
★第6次地域福祉活動計画は6月上旬にホームページにて公開予定です。
★これまでに策定した地域福祉活動計画はこちらをクリック→地域福祉活動計画
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。
(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158
電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294
メールでのお問い合わせはこちら- 2025年5月1日
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