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社協職員レポート

★社協職員レポート ~福祉教育出前講座で学んだことから一歩先へ~

サンプル画像 神栖市社協では市内の小中学校や福祉施設、企業へ訪問し、「福祉教育出前講座」を実施しています。福祉をテーマにした講話や高齢者疑似体験、車いす体験、アイマスク体験、点字・手話体験等のメニューを通じ、地域に住んでいる高齢者や障害者などの生活を心と体で体験できるよう実施先のねらいに合わせたプログラムの提案や調整、振り返りまでサポートしています。
最近の福祉教育出前講座の報告はこちら→令和5年度福祉教育出前講座

 福祉教育出前講座で伝えていることの一つに「相手の立場になって考える」ということがあります。車いす体験やアイマスク体験は二人一組で行うので当事者だけでなく、サポートする立場の体験もすることができます。アイマスクをつけるともちろん何も見えなくなり、一歩踏み出すことに不安を感じますが声かけや適切な誘導があれば安心して行動ができます。声かけが無ければ今自分がどこにいるのか、目の前の段差や壁に気づかずけがにつながるおそれがあります。車いす体験は実際に車いすを操作し、坂や少しの段差でも一人で乗り越えるには困難である利用者の気持ちが理解できます。介助者役は坂や段差を乗り越えるサポートをしますが、車いす体験でも声かけは大切です。段差を乗り越える際は車いすの前輪を上げる必要がありますが、突然前輪が上がったら驚いてしまいます。事前に「段差を乗り越えます」「前輪を上げます」などの声かけをすることが、車いす利用者への配慮や思いやりとなることを学んでいただいています。

サンプル画像 福祉教育出前講座は体験をして終わりにするのではなく、体験をした上で「自分たちに何ができるだろうか」と実際に行動へ移す一歩先のことについて考えるきっかけづくりを目的としています。
 困っている方に声をかけることはとても勇気のいることで、誰もができることではありません。しかし直接的ではなく、間接的でも相手のためになる行動はあります。福祉の講話の中で子供たちの意見に「道端に落ちている石をどけるだけでも車いす利用者にとっては安全に道を通ることができる」というものがありましたが、それも立派な相手を思いやる行動です。そのような気づきや学びを積み重ねて相手を気遣い、行動していく優しい心を育んで欲しいと思います。

【神栖本所 地域福祉総合相談センター H】







 

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このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。

(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158

電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294

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