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令和7年5月13日、14日【福祉教育出前講座】神栖市立神栖第三中学校1年生
令和7年5月13日(火)、5月14日(水)に神栖第三中学校1年生118名を対象に福祉教育出前講座を行いました。
「私たちの生活を支えているもの」をテーマに、一日目に「福祉の講話」、二日目に「車いす体験」、「高齢者疑似体験」をクラス毎に実施いたしました。なお、体験に際してはボランティアグループ「サタデーズ」ほか、福祉教育サポーターの方々に協力をいただきました。
5月13日(火)福祉の講話
生徒の皆さんは、総合学習の中で医療費や運転免許証を自主返納した高齢者への交通費の助成など、神栖市の福祉について調べ学習をしています。地域の中で高齢者や障害者、子どもたちが安心して暮らしていくにあたり、公的な制度はもちろん、その方々に関わる人たちの思いやりの気持ちが大切であること、皆さんがそれぞれ相手を思って行動することが「支え合い」に繋がることを伝えさせていただきました。

地域の中で自分たちができることを話し合いました

話し合いにより様々な視点で考えることができました
5月14日(水)車いす体験
車いす体験では、2人組になり交互に車いすに乗る役と介助者役を体験しました。車いすで段差を越えたり、狭い道を通ったりと実際の生活場面を想定したコースを体験し、生徒からは、「車いすでは体育マットやロイター板のような小さな段差も乗り越えることが大変だと気づいた」、「車いすの方を介助するにあたり声かけが大切だと感じた」などの感想が寄せられました。

コーンを曲がりながら、車いすを操作するコツを掴みます

ロイター板を使い、段差を越える練習。お互いに声をかけ合うことが大切です
5月14日(水)高齢者疑似体験
高齢者疑似体験では、白内障を体験できるゴーグルや関節の動きを制限するサポーターなどを装着して校内を歩いたり、辞書を引いたりするなど、加齢に伴う体の変化や感覚を体験しました。「おじいちゃんと一緒に出かけた時に“何でこんなにゆっくり歩くのだろう”と疑問に思っていたけど、実際に体験して気持ちが分かりました」、「目が見えにくく手先も上手く使えず辞書を引くのに時間がかかりました。相手に合わせて、ゆっくり待つことも大切だと思いました」など、生徒の皆さんは、体験を通じて様々な気づきを得られました。

高齢者の感覚に近づけるため手袋をして豆移しをしました。

白内障を体験できるゴーグルをつけると、屋内と屋外で見え方が異なります
今回の体験を通して、「相手に対する配慮の大切さや普段の生活の中でも相手の立場になって考え、行動する」思いやりの心を大切にしていただけると嬉しい限りです。
併せまして、ご協力いただいたボランティアグループ「サタデーズ」、福祉教育サポーターの皆さん、ありがとうございました。
※写真の使用につきましては、神栖第三中学校の了承を得ております。
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会 神栖本所です。
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