社協職員レポート

★社協職員レポート ~社会福祉士の国家資格取得を応援する社協の取り組み~

 社会福祉協議会は社会福祉法第109条によって「地域福祉の推進を図ることを目的とする団体」と定められています。地域福祉の推進にはソーシャルワーカーは欠かすことのできない存在であり、未来のソーシャルワーカーを育成すること、福祉分野のマンパワーの拡大を後押しすることも社協の大切な使命であると神栖市社協では捉えています。
 そのため、本会では社会福祉士の国家資格取得を応援する取り組みとして、大学や専門学校等の養成機関と連携を図りながら「相談援助実習」の受入協力を行うとともに、福祉の専門職に興味がある高校生を対象とした「高校生の進路アシストカレッジ」を実施しています。
 この夏、担当者としてこの取り組みが実を結んだと実感できたエピソードがありました。

職員レポ 今年度は7月~8月末にかけて、社会福祉士の資格取得を目指す学生2名の実習を受け入れました。内1名は来春に就職を目指す大学4年生でしたが、その学生は高校生の時に本会で実施している「高校生の進路アシストカレッジ」に参加した受講生でした。その時から社会福祉士になる夢を抱き続け、実習生として戻ってきてくれたことに感無量。当時にアシストカレッジを担当していた同僚と喜びを分かち合いました。
 さらに、先日に日常生活自立支援事業の利用者が体調不良により市内の病院に入院したため、入院先にケアマネジャーと同行訪問しました。医療連携室を訪ねると突然、相談員のAさんから「その節は大変お世話になりました。」とあいさつをされました。名前と顔を拝見すると、Aさんは平成27年度に社会福祉士相談援助実習で受け入れた実習生でした。Aさんがその利用者の担当相談員で、医療費の減免制度の手続きや退院時の調整について詳しく丁寧に説明して下さり、またテキパキと業務をこなす姿に頼りがいのある印象を受け、育ての親...ではありませんが、とてもうれしく何とも言えない喜びを感じました。

 社会福祉士の相談援助実習は約1か月間の実習となります。実習生は実習プログラムに沿って事業に参加したり、訪問に同行したり、さらには実習内容や感じたことなどを実習記録に毎日まとめ、実習担当者に提出します。担当者は事業概要の説明や対象者との関わり方などを伝え、実習記録を確認します。ただコメントを記載するだけでなく、振り返りを行ったり、質問に答えたりとソーシャルワーカーとしての活動理解を深められるようにできる限りのサポートしています。
 今回のエピソードにもあるように、いずれは社会福祉士として一緒に活動する仲間が増えることを思い描きながら、今後も私たちは全力で実習生の後押しを行います。

※実習受入にあたっては厚生労働省が定める実習指導者研修を受講する必要があり、本会では社会福祉士有資格者14名の内7名、精神保健福祉士有資格者13名の内6名が実習指導者研修の受講を終了しています。(※資格重複保有者含、令和4年8月末現在)

<地域福祉総合相談センター M>

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