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《報告》第158回地域ネットワーク勉強会を開催しました。

報告158勉強会日 時:平成22年12月14日(火)午後7時~午後9時 (参加者:38名)

テーマ:リハビリテーションを見直そう!

講 師:神栖ケアサポートセンター 作業療法士 中川 明氏
          介護老人保健施設シオン    理学療法士 府中達也氏
          介護老人保健施設とよさと 理学療法士 太田恭平氏

リハビリテーションは疾病や障害の回復・向上がメインではなく、‘その人らしく生きる’ためのお手伝いをすることです。人はそれぞれに思いがあり、生き方があります。

事例紹介

(1)寝たきりの状態で生活されていた方が、‘これ以上夫に迷惑をかけたくない’‘トイレに自分でいきたい’との思いから、デイケアを利用してリハビリテーションをスタート。歩行時間が長くなったことで、みんなが集まる場へ自発的に歩いたり、夫の介護負担が軽くなったケース。

(2)障害により口から食べられなくなった方の‘甘いものが食べたい’との思いから、リハビリテーションが始まり、主治医や他の専門職種との連携により、少しずつ口から食べられるようになったケース。

どちらのケースとも、目標に向かうことで様々な可能性が現れ、その相乗効果で笑顔や積極性、向上心といった内面的な回復も見いだせることができたようです。‘こうしたい’や‘こうしてほしい’といった思いや生き方に対して支援することこそが『リハビリテーション』であること、支援者や専門職者は「病気に決まった“薬”はあっても、病気に決まった“生き方”はない」ことを常に念頭に置いて関わる必要性があることを改めて感じることができました。

今回の勉強会は、通所施設や訪問リハビリで実践する3名の専門職者を招いての勉強会となりました。実際の勉強会では上記以外にも多くの実践事例の紹介があり、全講師がリハビリテーションの重要性と活用普及に向けて、熱い思いを持っていることが伺われ、対人援助を生業とする参加者も、そのエネルギーをもらえたのではないでしょうか。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。

(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158

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