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《報告》第163回地域ネットワーク勉強会を開催しました。

報告163勉強会(1)日 時:平成23年8月25日(木)午後7時~午後8時(参加者:25名)

テーマ:東日本大震災によるいわき市の地域住民支援
            ~いわき市復興支援ボランティアセンター活動報告~

報告者:神栖市社会福祉協議会 飯田 聡

8月8日~13日の6日間にかけて福島県いわき市の復興支援ボランティアセンターのスタッフとして本会の職員1名が支援活動に携わりました。主な活動は仮住宅として市内11カ所の雇用促進住宅に避難している方々の生活状況の確認とニーズ調査のための訪問活動が中心。その中で職員(飯田)が感じたこととは…。

報告163勉強会(2)神栖市社協では今後も茨城県社協と共に調整を図りながら、継続的に復興支援活動に協力する予定です。

こちらはいわき市が作った「がんばっぺ!いわき」のリストバンド。復興に向けた取り組みに協力する「いわき応援隊員」の証し。「隊員」は、いわき産の野菜などを食べてもらうことや観光PRなど、リングに込めた思いを家族や市外の知人らにも伝える役割があります。(本会では飯田が隊員になっています!)

スタッフとしての派遣が決まり、行くまでは「部外者に何ができるのか」という不安と「行くからには復興の役に立とう」との意気込みで現地に入った。しかし、実際に携わってみると被災者の「話を聴くこと」が精一杯であった。時には訪問さえ拒否されることも…。
そんな自分に無力感があったが、家を失い、家族を失い、仕事を失い…等々、この震災での辛い体験や悲しい思いを包み隠さず話してくれる人たちの思いに寄り添い、一言一言を噛みしめながら忘れずに書き留めた。

いつしか「話を聴くこと」がとても重要な任務であると感じ、訪問後はスタッフ間でのミーティングを欠かさず行い、会話の中に隠されているニーズを探った毎日だった。短い時間で大それたことなどできなかったが、被災者、スタッフ、ボランティアなど復興支援に関わる全ての人が仲間であり、一つのチームであることを知った。こんな時こそチームワークが大切であることを実感した。

「3月11日の震災から5ヶ月以上が経過し、現地にはこれまで多くのボランティアが訪れ、復興に向けて支援が続けられております。ただ、今でも身体的・精神的なフォローを必要としている方々がたくさんいます。一日も早く被災者の皆さんが“笑顔”で生活できるように、一人ひとりが復興に向けてできることを考えることが支援の第一歩であると思います」と、活動で感じた思いを添えて報告を終了しました。

※関東甲信越静岡ブロックの社会福祉協議会の間では、今回のような大規模災害時に社協スタッフが相互に協力・支援するための協定が結ばれています。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。

(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158

電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294

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