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社協職員レポート

★社協職員レポート ~社会福祉協議会に未来はあるのか(関ブロ合同研を終えて)~

本来、この職員レポートは神栖市社協の事業にスポットをあてて、その事業内容や事業に対する想いなどを記事にするものですが、今回のレポート内容は神栖市社協の事業ではなく、私が関わった「茨城社会福祉協議会職員連絡協議会(通称:職連協)」についてお伝えさせていただきます。

職員レポ0809(1)職連協は、研修や情報交換などを通して、茨城県内の社協職員の活動促進を目的とした組織です(加入は任意)。また毎年、関東甲信越静の1都10県における社会福祉協議会の職員が一同に集まり、地域福祉の課題や実践を研究・協議する『関東ブロック郡市区町村社協職員合同研究協議会(通称:関ブロ合同研)』が開催されています。

令和8年度の関ブロ合同研は茨城県が当番県として、7月23日(木)~24日(金)にかけて水戸市民会館(水戸市泉町1丁目7-1)を会場に第61回関ブロ合同研を開催しました。私は、職連協の会長として、他の理事や代議員とともに第61回関ブロ合同研茨城大会の企画・運営を担い、これまでの大会が抱えていたマンネリ化への課題意識から、あえて一石を投じる形で「変わる社会、変わらぬ理念~地域とともに歩む社協の軌跡と未来像~」をテーマに設定しました。

会長としての主催者挨拶では、社会福祉協議会を取り巻く厳しい現状や将来への危機感について率直な問題提起を行いましたが、全ての参加者が同じように受け止めていただけたかは分かりません。しかしながら、一人でも多くの職員が現在の社協の状況に目を向け、自らが所属する組織の現在地や進むべき方向性について考えるきっかけとなったのであれば、本大会を開催した意義はあったのではないかと感じています。

社会福祉協議会の未来がどうなるのか、その答えは誰にも分かりません。

若い世代を含めた私たち職員が危機感を持つことなく現状に満足し、日々の業務をただこなすだけの状態が続くのであれば、社協は衰退の道を歩むことになります。一方で、現状を自分自身の問題として受け止め、自らの職場や地域に置き換えて考え、「自分の現場をどう変えるのか」「自分の組織をどう変えるのか」を真剣に問い続けることができれば、社協にはまだ未来があると私は信じています。本大会で得た気づきや危機感を、それぞれの地域に持ち帰り、具体的な行動へとつなげることができるかどうか。その積み重ねこそが、これからの社会福祉協議会の未来を形づくっていくのではないでしょうか。

職員レポ0809➁
- 社会福祉協議会に未来はあるのか -

第61回関ブロ合同研茨城大会が、その未来を選び取るための出発点となったのかどうか。その答えは、参加された一人ひとりのこれからの行動の中にあります。

★関ブロ合同研茨城大会の詳細はコチラ →  茨城県社協Facebook

<福祉活動推進センター I >

 

大会期間中、主催者挨拶に対する温かいお言葉をいただくとともに、職員研修等で活用したいとのご要望をいただきました。
今回の主催者挨拶は、社会福祉協議会の未来を悲観する内容ではありません。むしろ、私たちを取り巻く現状や課題を直視し、一人ひとりが自らの組織や地域の現状を自分事として捉え、これからの社会福祉協議会の在り方を考えるきっかけになればとの思いを込めたものです。社協の未来は誰かが用意してくれるものではなく、私たち自身の実践によって創り上げていくものです。この挨拶文が、それぞれの地域における議論や実践の一助となり、微力ながら今後の社協活動や人材育成の参考となれば幸いです。

そのような想いから、ここに主催者挨拶文の全文を掲載いたします。

 

61回関東ブロック郡市区町村社会福祉協議会職員合同研究協議会主催者挨拶文全文

皆さんこんにちは。
神栖市社会福祉協議会の I です。
本日は、第61回関東ブロック郡市区町村社会福祉協議会職員合同研究協議会にご参集いただき、誠にありがとうございます。連日、記録的な暑さが続いております。ここ茨城県においても厳しい猛暑となっておりますが、そのような中、1都10県から300名を超える皆さまにお集まりいただきましたことに、当番県を代表して心より御礼申し上げます。

早速ですが、本日は率直なお話をさせていただきたいと思います。
この研究協議会は、本来、社協職員が集い、地域福祉の実践を深めるための場であるはずです。しかし、近年私自身、この場に対して強い疑問を感じてきました。それは「私たちは何を研究し、何を協議しているのか」という問いです。交流は大切です。しかし、それだけで終わっていないか。「参加して良かった」「つながりができた」。それだけで満足していないか。もしそうだとすれば、この場は本来の役割を果たしているとは言えません。今回の大会は、その現状に一石を投じる場にしたい。そうした強い思いで企画を進めてきました。

本大会のテーマは「変わる社会、変わらぬ理念~地域とともに歩む社協の軌跡と未来像~」です。しかし、あえて申し上げます。今問われているのは「未来像を描くこと」以前に、「この組織がこのまま存続できるか」という現実ではないでしょうか。社会福祉協議会は、決して安定した組織ではありません。慢性的な財源不足。介護保険事業における厳しい経営状況。疲弊する現場と将来に希望を見出せない職員。さらに、不祥事の発生と報道により、社会からの信頼すら揺らいでいる現実があります。

私たちは今、外からも内からも足元が崩れていく可能性の中にいます。それにも関わらず、その危機を“見ないようにしている”あるいは“誰かが何とかしてくれる”と思ってはいないでしょうか。もしそうであるならば、それこそが最大のリスクです。

ここであえて皆さんに問いかけます。
皆さんの組織は、自分たちの現在地を正しく認識できていますか。
社協の理念を、自分の言葉で語ることができますか。
そして、なぜ社協が存在しなければならないのかを説明できますか。
この問いに即答できないのであれば、私たちはすでに大切なものを見失いかけているのかもしれません。

では、何を拠り所にすべきなのか。それが「変わらぬ理念」です。
少数派の人々の代弁機能を果たし、これまで無かった社会資源を創設していくことで地域福祉の底上げを図る。これは単なるスローガンではありません。社協にしか担えない、そして社協でなければ意味がない、その存在理由そのものです。私は、社協にしかできない使命を放棄した瞬間、社協の存在意義は消えると考えています。逆に言えば、その使命を本気で果たそうとするならば、社協にはまだ未来があります。

本大会では、「社協はどこに向かうのか」をテーマに、都県や市町村の立場から率直な議論が行われます。耳障りの良い話ではなく、時に厳しい現実と向き合う場になるかもしれません。しかし、それこそが今、私たちに必要な時間です。どうか、自分事として受け止めてください。そして、自分の現場を、組織を、どう変えるのかを考えてください。この2日間で得た気づきや危機感を、それぞれの地域に持ち帰り、実際の行動に変えていただきたいのです。

最後にもう一度申し上げます。
社会福祉協議会に未来はあるのか。その答えは、組織にあるのではありません。ここにいる、私たち一人ひとりにあります。本大会が、現実から目を背ける時間ではなく、未来を選び取るための出発点となることを願い、開会の挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

 

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。

(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158

電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294

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