★社協職員レポート ~未来の対人援助職を育む「高校生の進路アシストカレッジ」~
去る8月21日、神栖市社会福祉協議会が主催する「高校生の進路アシストカレッジ」の修了式が行われました。この取り組みは、市内在住または市内の高校に通う生徒を対象に福祉や医療、保育等のいわゆる「対人援助職」への興味関心を深めてもらうため、各分野に実際に携わる専門職によるオンデマンド講座や、市内施設での4日間以上の実習を行うものです。今年は13名の参加者があり、この日全員が無事に修了証を受け取りました。 ○私も担当職員として関わる中で、実習に取り組む参加者たちの真剣な眼差しや、施設スタッフの方々が熱心に指導くださる姿に、たくさんのエネルギーをいただきました。実習に帯同させてもらった参加者に、参加した理由を聞くと「福祉の道に進みたいけれど、その前に色々な職場で体験をしてみたかった」「進路は心の中では決まっていたけれど、この実習でその自信を持ちたかった」といった思いを聞くことができました。
高校生にとっての「夏休み」という大切な時期、特に3年生であれば受験に向けて追い込みをかける時期でもあり、一方で1、2年生にとっては日々の忙しさから解放される時期かと思います。そんな中、自分の将来について向き合い行動することは、大きな勇気や努力が必要です。真剣に学ぶ参加者の姿を見ていると、私も福祉の仕事に対するやりがいやこれからの未来を、若い世代に伝えていきたいという思いが込み上げてきました。
近年では、情報技術やAIの進化によって衰退する仕事が出てきています。しかし、どれほど技術が進歩したとしても、人の心に寄り添う対人援助職は人間にしかできません。そして、この対人援助職において最も重要な技術のひとつが「信頼関係の構築」です。 ○アシストカレッジにおける現場実習では、必ずしも関わる幼児や高齢者の方々の情報すべてを事前に知って臨めるわけではありません。しかしその分、参加者たちは初対面の方に対し、相手の言葉づかいや振る舞いなどからその思いを推し量り、信頼関係の構築を図りました。座学だけでは得られない、このリアルな経験を体感できることこそが、アシストカレッジの最大の魅力です。
こうして修了式の日、参加者から実習を振り返ってのレポートを提出いただきましたが、その中には、対人援助職におけるコミュニケーションのあり方について書かれたものが多く見受けられました。「会話を交わす際には、相手と目線を合わせる」「相手の話を否定せずに受け止め、自尊心を大切にする」など、相手の立場に立った関わりへの気づきが随所に溢れており、今回の体験が参加者にとって進路を考えるための貴重な機会となったことが伺えました。 ○本会では今回紹介させていただいた「高校生の進路アシストカレッジ」のほか「福祉教育出前講座」や「福祉活動基金助成」など市内の小中学校などに対して福祉の芽を育むための働きかけを行っています。これからの未来の社会を支えてくださる皆さんの活躍を応援しています。
今回の事業報告は今後改めて、本会ホームページからもさせていただきます。
< 地域福祉総合相談センター NT >
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- 2026年8月28日
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