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社協職員レポート

★社協職員レポート ~ひきこもり家族相談・次のステップへの支援~

バルーン作品R7.6 本会では精神保健福祉士の資格をもつ職員による「ひきこもり家族相談」を実施しています。本相談では、本人(ひきこもり当事者)にとって最も身近な支援者であるご家族に寄り添うことで、本人に少しずつ良い変化が生まれることを目的としています。

 「そのうち外にでるだろう」「仕事して自立してほしい」と願うご家族は多くいらっしゃいます。しかし、本人は対人関係の悩みや挫折経験などのつらい出来事により、自分の存在を肯定できないほど自信を失っている場合があります。そのため、ひきこもり状態の改善には「安心してゆっくり過ごせる時間」と「再び自信を取り戻せる関わり」が必要です。自信を失った状態で他者に援助を求めることは非常に難しく、変化のきっかけは、最も身近にいる家族の関わりの中から生まれると言われています。

 

【家族のサポート】

〇理解してくれる人の関わり

 「仕事しなさい」「家を出ていきなさい」といった言葉は、本人を追い詰めてしまう可能性があります。ご家族が焦るあまり無理に外に連れ出したり、将来のことを問い詰めたりするのではなく、まずは本人の気持ちを尊重することが大切です。

 「あなたはここにいていいんだよ」といった安心できる言葉かけにより、自宅が心地よい場所となるような関わりを心がけましょう。

〇目標はスモールステップで

 ご家族が望む「仕事して自立する」という目標は、本人にとって大きなハードルとなることがあります。「あいさつができる」「リビングに出られる」「一緒に食事ができる」など小さな目標を設定することが重要です。

 こうした成功体験を積み重ねることで、本人の自信につながり、次の行動へのきっかけとなります。初めの一歩には大きな勇気が必要であるため、ご家族の寄り添いが本人の大きな支えとなります。

           

 以前「ひきこもりの娘にどのように接してよいかわからない」とご家族から相談がありました。お話を伺うと、娘さんは高校1年時に不登校となり20年以上にわたり自室にひきこもっている状態でした。食事は家族の不在時や深夜にとり、入浴は年に数回程度、トイレには行っている様子はあるものの、日常的なコミュニケーションはほとんどありませんでした。

 また、家族が運転免許の取得や将来について話題にすると、言葉での反応はないものの、その場から逃げるように襖や扉を大きな音を立てて開け閉めし自室にこもっているなどの行動が続き、ご家族もどのように接してよいかわからなくなっていました。「この状態で働くことができるのか」「自分たちも年齢を重ねてきて疲れてしまった」と不安を抱えていらっしゃいました。

 そこで私は「仕事をする」といった大きな目標ではなく、「一緒に食事をする」「おはよう・おやすみの挨拶をする」といった小さな目標を設定し、ご家族が無理なく前向きに関われる方法を一緒に考え、ご提案しました。

 ご家族は「そのようなことの積み重ねで働けるようになるのか」と疑問を持たれていましたが、小さな積み重ねが大切であることや、本人が望む自立に至るまでには時間がかかることを丁寧にお伝えしました。

 後日、ご家族から「買い物いってくるね」と声をかけたところ、自分の要求を言うことがなかった娘さんから「ジュースが飲みたい」と返事があった、と嬉しいご報告をいただきました。

 

 ひきこもり家族相談では、本人や家族の「この状況を変えていきたい」という思いに寄り添いながら、解決に向けた道筋を一緒に考えていきます。ご相談内容のプライバシーは厳守いたしますので、安心してご相談ください。

 

地域福祉総合相談センター O

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このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。

(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158

電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294

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