★社協職員レポート~精神障害者デイケアが大切にしている「つながり」~
本会では精神障害者デイケア事業を行っています。
この事業は、精神科に定期的に通院ができ、主治医よりデイケア利用の了解を得られている精神障害のある人を対象に、創作活動や調理、スポーツなどのプログラムを通じて交流を深め、生活リズムの構築や達成感を味わうことで、社会参加へのきっかけとなることを目的として神栖地区(「青空」)、波崎地区(「ほのぼの」)の2ヶ所で活動しています。開始当初、神栖地域には精神障害を抱える方を地域でサポートする支援メニューも少ないなか、本会では近隣の精神科病院、保健センター、ヘルパー事業所、市社会福祉課と共に「精神障害者地域生活支援専門ケアチーム会議」を発足し、地域の社会資源や各関係機関の役割について話し合う中で、精神障害を抱える方が集える場所の必要性を感じ、平成16年6月に精神障害者ピアサポートグループ支援を開始し、平成17年に精神障害者デイケアとして市より一部委託を受け取り組んでいます。現在では、様々な社会資源が整い精神障害のある人の生活のしづらさも軽減されつつありますが、本事業は家から出て過ごす場、福祉サービスや就労へのステップアップなど、社会参加への足がかりとするスタンスを変えずに継続しています。
本会デイケアが大切にしている「つながり」をご紹介します。
◎居場所
同じような症状で悩んでいる仲間と、交流・共感できる居場所があることで、本人の孤立感を減らし安心感を得られ、意欲や自信を取り戻すきっかけにつながります。
◎生活リズム
意欲の低下などによりベッドで過ごす時間が多くなりがちですが、デイケア利用により起床時間や食事時間が定まることで生活リズムが安定し、心と身体の状態の落ち着きにつながります。
◎達成感
アイロンビーズや、クラフトバンド、レジンなどの創作やストレッチ体操、室内スポーツ、調理などの活動を通じ、仲間と一緒に楽しみ、できた喜びを共感することは達成感につながります。
◎相談できる場
日常生活でのちょっとした困りごとや相談を職員が伺い、その内容により病院の相談室や関係機関と連携することで、本人の支援者が増え困りごとの軽減につながります。
先日、私が改めてつながりを感じたことがありました。
「主治医から精神障害者デイケアの利用を案内された」との問い合わせで、電話口からは相談者は働いて自立したいのに主治医からはデイケアを紹介された。「デイケアってなんだ?」という相談者の思いを伺いました。私はデイケアの説明と見学参加の案内を行うと同時に、利用に際し主治医との連携は必要になることを説明し、情報共有させていただくことを了解頂きました。早速主治医と連絡をとり「服薬は忘れずに」と話があり、訪問看護ステーションの利用が開始され、訪問看護師とは自宅での様子やデイケアでの様子を情報交換させていただいています。相談者を中心とした関係機関との連携・ネットワークの構築は、本人の安心した地域生活につながると改めて感じています。
関わり始めた当初は不安な様子だった相談者も、活動プログラムに参加すると表情も少しずつやわらかくなり、回数を重ねるごとに他利用者との会話も増えて、次回のデイケアを楽しみにしていただくようになりました。
今後も仲間とのつながりや活動を通じて、デイケアに行くことを楽しみに感じてもらえるよう、気兼ねなく参加できる雰囲気づくりや利用者の負担にならないような配慮を心がけ、時には病気の悩みや福祉制度の相談に応じるなど、精神障害のある人が地域の一員として自分らしい暮らしができるように、生活課題の解決に向けて一緒に考え、本人の社会参加を支援していきたいと思います。
★お問合せ先
青空 0299-93-0294【神栖地区(保健福祉会館)水・木・金曜日 10時~15時】
ほのぼの 0479-48-0294【波崎地区(はさき福祉センター)火曜日 10時~12時】
★デイケアプログラムの詳細はこちらから
<地域福祉総合相談センターO>
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは神栖市社会福祉協議会です。
(本所)神栖市溝口1746-1 (支所)神栖市土合本町3-9809-158
電話番号:(本所) 0299-93-0294 (支所) 0479-48-0294 ファクス番号:(本所) 0299-92-8750 (支所) 0479-48-1294
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- 2025年12月5日
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